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研究室について

臨床および地域における精神看護の実践の質の向上、看護職のメンタルヘルスのサポート、災害時の精神保健活動などに取り組んでいます。また、セルフヘルプグループ活動として、うつ病当事者が共に語り合えい、お互いの体験を分かち合える場所をつくっています。地域においては、身近なメンタルヘルスに関する問題に対して理解を深めてもらい、精神的健康を保つための生活の工夫について伝える活動をしています。

教育活動

Ⅰ 学部教育

<学部1年生>

「精神保健看護学概論」において、精神的健康、ストレス、ライフサイクルにおける精神的諸問題について学び、精神的危機を乗り越えるための対処能力について考えます。また、「看護コミュニケーション論」において、看護者が患者さんと援助的な関係をつくっていくために重要である基本的態度を学びます。

<学部2年生>

「精神看護学方法論」において、精神疾患をもつ人を多様な側面から理解し、その人の生きづらさや精神を病むことの意味について考えます。その上で、精神疾患をもつ人とその家族の生きづらさが緩和され、生活が再構築され、生きることの希望を新しく見出せるよう援助するために必要な知識や技術を学びます。

<学部3年生>

「精神看護学実習」において、入院中の精神疾患をもつ人を受け持ち、その人とのコミュニケーションと観察を通して、全人的に理解を深めます。その上で、その人の健康課題を抽出し、その人が健康課題への対処能力を育むことができるよう看護実践を行う体験を通して、精神看護における看護実践能力の基盤を学びます。また、地域における精神科訪問看護、精神科デイケア、就労支援事業所、グループホームを活用している利用者さんとの交流を通して、利用者さんがどのような思いを抱えながら地域生活を送っているのか理解を深めて、看護職者としての支援のあり方について学びます。

<学部4年生>

精神看護学で「看護研究」を行うことになった学生は、自分の興味・関心のある精神看護学に関わる研究テーマについて文献検討を行い、研究計画を立案します。精神看護学では、研究計画が机上の空論で終わらないように、その研究テーマについてよく知っている専門家や当事者の方にお話を聞いてみるなど、生きた研究計画をつくれるように支援します。また、選択科目の「精神看護支援論」を履修した学生は、精神機能のアセスメント方法、精神科薬物療法、心理社会的療法、ナラティブアプローチ、リラクセーション技法など精神看護学に活かすための多様な介入技法を学びます。

Ⅱ 大学院教育

精神看護学の大学院教育では、以下の2つのコースを設置しています。地域や臨床において精神看護学に関する問題で悩んでいる方、もっと精神看護学について勉強・研究したいと思っている方、現場の看護の質をもっと向上させたい方など、精神看護学に興味・関心がある方にぜひ大学院に来てほしいです。お気軽にお問い合わせください。

1 地域生活支援看護学領域 療養支援看護学分野 精神看護学

地域や臨床における精神看護学の課題を捉えて高度で専門的な知識や技術を獲得し精神看護学の発展に寄与する看護専門職者を育成することを目標としています。

2 高度実践看護学領域 精神看護学分野(専門看護師教育課程)

精神看護学分野における複雑で解決困難な個人、家族、集団に対して、専門的な知識と技術をもって高度な看護実践を提供できる能力を備えており、臨床や地域において看護実践の質の向上に寄与する高度実践看護師(Advanced Practice Nurse)を育成することを目標としています。

将来、どのようなフィールドで専門看護師として活動したいか(精神科領域(精神科訪問看護含む)あるいはリエゾン精神看護領域)によって、実習場所を選択できます。

研究活動

・精神科病棟における行動制限最小化につながる看護介入に関する研究

・保護室を使用する重度精神障害者に対するストレングスモデルや共同意思決定に関する研究

・メンタルヘルス不調を抱える看護師への就労継続支援に関する研究

・気分障害を理由に休職した労働者への復職・就労継続に関する研究

・地域在住の精神障害をもつ人の災害の備え、災害時の支援に関する研究

社会貢献

・うつ病当事者の会「Uフレンズ」

・認知症サポーター養成講座 スキルアップ研修への協力

・高齢者の心の健康調査in氷見の活動協力

・日本精神科看護協会 こころの健康出前講座

・小学生を対象とした「こころの健康」や「ネット依存」に関する講義

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